主催: name fun(合同会社つまふきトキ商会)
「面影がなくなるその前に」
わが国では少子高齢化等の影響から、猛烈な勢いで地方の風習や施設が廃れつつあります。
あなたの身近でも「廃化」が進んでいるのではありませんか?
諦観したり嘆き悲しむ前に何ができるか、一緒に考えてみましょう。
そして当検定を通じて、何かささやかなことでも前向きな行動を与えることができれば幸いです。
各地の滅びゆく風景にスポットライトを当て、みんなで悲しもう。
Let's ノスタルジー!
などなど、「かつてこうだった場所」の数々。
そのなかには、ケアされることなく滅ぶにまかされている場所がたくさんあります。
このままでは、何の痕跡もないまま消滅してしまうでしょう。
それは、歴史の消滅でもあります。
「人は二度死ぬ」という言葉があります。
一度目は、肉体が滅びたとき。二度目は、人々の記憶から消えたとき。
記憶から消えたときが、本当の死だと言われます。
「かつてこうだった場所」にも、同じことがあてはまるのではないでしょうか。
わたしたち name fun は、そんな危うい場所ーー ”廃” ーーの情報を集めています。
みなさんからの情報も募集しています。
「記念碑とまでは言うまい。でもせめて看板でも立てて、記憶から消えないよう、痕跡を残そうよ」
そんな思いで、活動しています。
この検定は、
忘れられつつある ”廃” に、みなさんの注目をなんとかして集めたい
という必死の試行錯誤の1つです。
ぜひいちど、日本の ”廃” ワールドを、のぞいてみてください。
<検定の概要>
(注)
許可がされていたり、受けたりした以外の敷地・施設には決して立ち入らないようにしてください。
思わぬ事故や怪我に遭う可能性があります。
また、建造物侵入罪や軽犯罪法違反等に問われることがあります。
本検定は、その様な違法行為を助長するための内容では一切ありません。
申し込み不要。すぐに始めることができます
合格者全員に進呈:”廃”用語集
”廃” 用語集
かつて人々が集い、賑わいに溢れていた場所があった。
しかし時の流れと共にその姿も変わり、遠い記憶の中に埋もれていった…。
そのような場所には私たちが学ぶべき歴史や記憶が秘められているものの、忘れ去られる運命にあることはまさに歴史の喪失である。
我々はこの”廃”を守り、後世に伝えるために立ち上がった。
そして「”廃”用語集」という書物が生まれた。
この書物は”廃”に関する知識を広め、その価値を伝えるために作られたものである。
この書物は「A面」と「B面」という二つの顔を持っている。
それぞれが異なる視点から”廃”について語り、その魅力を伝えている。
この「”廃”用語集」が歴史や風景に新たな価値を見出し、その保存や再評価へと繋がるきっかけとなることを、我々は切に願っている。
さあ、あなたも手に取り、”廃”の世界を楽しんでみてはいかがだろうか。
はじめまして。
合同会社つまふきトキ商会 代表の石井です。
人間として実在しています。
わたしたちの事業のミッションは、各地に存在する見過ごされがちな地域資源を、多様な視点で発掘し、その魅力を伝えることにあります。
”廃” にスポットライトを当てること、すなわち ”廃活” は、わたしたちが大切にしている活動の一つです。
かつて人々が集まり人工物があったのに、現在は寂れつつある場所…その歴史的な価値を理解することは、社会にとっても意義のあることだと考えています。
わたしたちの活動が、地域の活性化の一助になることを願っています。
申し込み不要。すぐに始めることができます
合格者全員に進呈:”廃”用語集
受験を迷われている方へ…本編へ挑戦される前の前座としてお読みください。
はじめに
閉ざされた商店のシャッター。
草に埋もれた線路。
人の声が途絶えた集落。
役目を終え、街角から姿を消した設備。
私たちは、こうしたものを「古くなった」「使われなくなった」の一言で片づけがちです。
しかし、その場所に人が集まり、働き、笑い、悩みながら暮らしていた時間まで、価値を失ったのでしょうか。
日本各地では、人口減少や高齢化、産業の衰退、交通手段の変化、技術の進歩などによって、施設や風習が次々と姿を消しています。
昨日まで当たり前にあったものが、ある日なくなり、数年後には存在したことさえ知らない人が増えていきます。
建物がなくなっても、写真や記録が残る場合はあります。
けれども、誰も記録しなければ、そこで営まれていた暮らしや地域の記憶は、輪郭を失っていきます。
「ここには、かつて何があったのか」
この問いを持つことが、日本“廃”検定の入口です。
「廃墟を見る検定」ではない
“廃”という言葉から、崩れかけた建物や不気味な風景を想像する人もいるでしょう。
もちろん、風化した建築物や産業施設には、独特の美しさ(や、ある種の怖さ)があります。
人が去った後に植物が広がり、人工物と自然が混じり合う景観に心を引かれる人も少なくありません。
しかし、この検定が目を向ける範囲は、建物だけではありません。
廃線、廃村、閉鎖された遊園地、役目を終えた産業施設、姿を消しつつある地場産業、使われなくなった道具や設備。
さらには、過去の出来事を伝える文学、映像、地域の言い伝えなども、“廃”を考える手がかりになります。
“廃”を知ることは、珍しい廃墟の名前を覚えることではありません。
なぜ、その場所は栄えたのか。
なぜ、人が集まらなくなったのか。
何が失われ、何が残されたのか。
そして、これから何を伝えていくべきなのか。
目の前の風景を手がかりに、社会の変化や人間の選択を考えることです。
新しいものが生まれる陰で
私たちの暮らしは、便利になりました。
新しい道路ができれば、古い道を通る人は減ります。
新しい交通手段が広がれば、昔の路線は役目を終えます。
大型の商業施設や通信技術が普及すれば、地域の店や街角の設備が使われなくなることもあります。
変化そのものを否定する必要はありません。
人は、より安全で便利な暮らしを求めます。
新しい技術や施設が社会を支えることも事実です。
ただし、新しいものを選ぶたびに、何かが退場していることは忘れたくありません。
古い施設の背後には、そこで働いた人がいます。
廃線の沿線には、その列車を通学や通勤に使った人がいます。
消えた祭りや風習には、それを準備し、教え、受け継いだ人がいます。
それらを「時代遅れ」と呼ぶだけでは、人間の営みの半分しか見ていないのかもしれません。
なぜ古代遺跡は守られ、昨日の暮らしは忘れられるのか
何百年、何千年も前の遺跡には、説明板が立ち、資料館が設けられます。
一方、数十年前まで人が暮らしていた集落や、地域を支えた施設は、ほとんど記録を残さず消える場合があります。
古代の城跡と、閉鎖された工場。
昔の街道と、使われなくなった鉄道。
歴史上の人物が暮らした家と、名もない家族が暮らした家。
両者の価値を分ける境界は、どこにあるのでしょうか。
年月の長さでしょうか。
有名人との関係でしょうか。
建物の美しさでしょうか。
それとも、後世の誰かが「残すべきだ」と判断したかどうかでしょうか。
この問いに、簡単な正解はありません。
だから面白い。
日本“廃”検定は、消えかけたものを無条件に保存せよと訴えるものではありません。
すべてを残すことはできず、安全や所有権、維持費、地域住民の意思も考えなければなりません。
それでも、取り壊す前に記録する。
写真を残す。
由来を調べる。
地域の人の話を聞く。
跡地に小さな案内を置く。
新しい用途を考える。
残せないものにも、残し方はきっとあります。
“廃”は、過去だけの話ではない
現在使われている建物も、路線も、道具も、いつか役目を終える日が来ます。
私たちが最新だと思っている技術も、未来の人から見れば古いものになります。
いま多くの人が集まる施設も、時代の変化によって姿を変えるかもしれません。
つまり、“廃”を考えることは、過去を懐かしむだけではありません。
社会が何を選び、何を捨てるのか。
役目を終えたものと、どのように別れるのか。
人の記憶を、誰がどのように引き継ぐのか。
未来の社会を考えることでもあります。
役目を終えた建物を別の施設として使う。
廃線跡を遊歩道にする。
古い工場を文化や交流の場として生かす。
失われた風習を記録し、次の世代へ伝える。
“廃”は終点とは限りません。
見方を変えれば、新しい役割を探す出発点にもなります。
見る者にも、守るべき一線がある
“廃”の世界には強い魅力があります。
しかし、興味を持つことと、勝手に立ち入ることは別です。
使われていないように見える建物にも、所有者がいます。
老朽化した施設では、床の崩落や落下物などの危険があります。
無断侵入、破壊、落書き、残された物の持ち去りは、歴史を守る行為ではありません。
大切なのは、対象への敬意です。
許可された場所から見る。
公開された資料を調べる。
現地のルールに従う。
地域の人々の生活を邪魔しない。
そして、見つけた痕跡を、自分だけの宝物として囲い込まず、必要に応じて記録として伝える。
“廃”を見る態度には、その人が歴史や他者をどう扱うかが表れます。
消える前に、気づく人になる
近所の閉店した店。
通らなくなった旧道。
草に覆われた石碑。
名前だけが残る停留所。
昔は賑わっていたという空き地。
遠くの有名な廃墟へ行かなくても、“廃”の入口は身近にあります。
これまで何気なく通り過ぎていた場所にも、誰かの人生や地域の変化が刻まれているかもしれません。
背景を知れば、風景は以前とは違って見えます。
日本“廃”検定が問いかけるのは、知識の量だけではありません。
消えゆくものに気づけるか。
その背景を想像できるか。
面白がるだけでなく、敬意を持って向き合えるか。
そして、自分なら何を残したいと考えるか。
本検定には、日本や世界に点在する多様な“廃”への入口が用意されています。
知らなかった場所に驚き、時代の変化に思いを巡らせながら、「記憶を残したい」という感覚を確かめてください。
申し込み不要。すぐに始めることができます
合格者全員に進呈:”廃”用語集
運命の検定がここに眠っています。
検定プラスが目指す、これからの「知の探究」
テクノロジーの進化によって日常の作業が効率化されるこれからの時代、現代人にはかつてない「可処分時間(自由に使える時間)」がもたらされようとしています。
この増えゆく自由な時間を、単なる情報の消費で終わらせるのか、それとも自らの知的好奇心を刺激し、物事の本質を見極める「生きた教養(リテラシー)」の向上に充てるのか。
この選択が、これからの人生の豊かさを大きく左右するでしょう。
「検定プラス」は、一般社団法人協会総研が運営する、大人のためのオンライン探究学習プラットフォームです。
通常の「目的のある検索」だけでは決して出会えない、まだ見ぬ知識や専門団体の独自メソッドと偶然出会える知的空間(ブラウジングの場)を設計しています。
世の中に潜在している豊かな専門知や公的データを丁寧に掘り起こし、誰もが能動的に楽しめる形で可視化(編集・翻訳)することで、日々の生活をより面白く、豊かに変えていくための「知のインフラ」として機能することを目指しています。